- 2007-09-21 (金)
誘われて落語を聞いてきました。
立川談春でした。
「九州吹き戻し(きゅうしゅうふきもどし)」というものを聞いてきました。
お恥ずかしながらあまり聞いたことが無かったのですが、
すごく良かったです。
この演目は芸格が試される大変難しいものらしい。
初代古今亭志ん生(1809-56)が得意にしていました。
おそらく、天保年間(1830-44)のことでしょう。その志ん生も、鈴々舎馬風から
金千疋(約二両二分)で譲ってもらったというので、
起源はかなり古いと思われます。初代志ん生は、江戸後期の人情噺の名手で、
三遊亭円朝の伯父分(芸の上で)にあたります。その円朝は、若き日に志ん生の「九州吹きもどし」を聴き、
とても自分はできないと断念。後年、門下にも口演を禁じたほどでした。
円朝没後、その「禁」を破って、
孫弟子の三代目三遊亭円馬が大正期に高座にかけ、
十八番としました。円馬と同時期では他に初代柳家小せんが演じ、
戦後では四代目円馬が師匠譲りで持ちネタに。その後、まったく絶えていたのを、
現・立川談志が復活。CDも出ています。
(引用)落語のあらすじ 千字寄席
連れて行った人が言うには、他の人であれば退屈してきけないようなものらしい。
でも、面白かったのですが、それほどに談春の芸がすごいということなのですね。
前座があったものの、
ほぼ2時間を一人で空間支配するというのはただ事ではありませんよね。
(さすがに1500人の箱ともなると疲れるそうですが)
一緒に言った方がおっしゃるには、
落語は必ずしも「笑い」だけではなく、
時には涙ありの人情話もあるそうで――、
大変奥が深いものだそうです。
この談春さん、今現存の噺家の中でも抜群に面白いそうです。
実際に楽しかったです。
他にも談志の高弟二人がお勧めだそうです。
また行きたいっす。(でも、チケットはなかなか取れないらしい・・・)
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